宝石ほど熱心に木と向き合えていないんじゃないかと【屋久杉ペンダントストーリー6】

十数年ぶりに、

木ジュエリーへの想いが

蘇ってきた私。

 

それ以来、

作品に出来そうな木を

探し始めていました。

 

でもピンとくるものが無く、

あっという間に数か月。

 

アトリエで

ジュエリー制作をしていて

ふと思いだしたことが

ありました。

 

ジュエリー職人だった父が、

生前、木とジュエリーの

コラボという

アイデアについて。

 

「素材自体と

向き合う気持ちが

足りないと、異素材を

一つの作品とするのは

難しい。

 

融合とまでには

いかないんだな。

 

ただ面白いという

アイデアだけだと、

一過性のものになって、

長続きしないだろう。」

 

これだと思いました。

 

全然木と向き合う気持ちが

足りないんじゃないかと。

 

まず、あえて装飾はせずに。

木を自分で

身に着けてみようと

思ったのです。

 

まず、普段も出来る

ファッショナブル性も

感じられるものを

中心に探しはじめました。

 

面白いもので、

自分のだと選ぶ基準も

変わるんですよね。 

 

大きさ、形、

木の木目や色。

 

創作意欲が増すものを

選んでいた時とは、

また別の角度で

探す自分が

いたのです。 

 

そんなある日。

 

あるイベントで

展示されていた

変わった形の

木のペンダントが

目に止まりました。

 

独特のフォルムが

気に入って

内気なく購入。

 

ほんと一瞬で

決まったのです。

 

それが初めて

木ジュエリーの

制作へと繋がる

『古木』「との

出逢いでした。

屋久杉ペンダント

*屋久杉の木目の面白さは

模様だけでなく

千年といい年月が作り出した

色にも現れています。

それを生かし切れるよう

デザインするのが

屋久杉アクセサリー

面白いところです。


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