偶然出会った木と金属の伝統芸術【屋久杉ペンダントストーリー3】

木をジュエリーにするという、
面白さに目覚めた私。

でも同時に
その井素材を合わす
難しさにも気づいたのです。

いつか出来たら・・と、
数年間頭の片隅に
置いておいたままに
なっていました。

ある日のこと。

用事があって、
あるデパートへ。

そこで伝統工芸職人の作品を
集めたイベントが
開催されていたのです。

同じ職人として、
やはり他業種の方も
気になるもの。

用事を早々済ませ、
会場に足を運んでみたのです。

様々な工芸作品がある中で、
目を引いたのは、
豪華な桐たんす。

美しい木目模様に
あしらわれた金具の
細工の素晴らしさに
一目ぼれしていたのです。

突然、ハッとしたのです。

「これこそ
木と金属のコラボだ!」

そう、長年悩んでいた
木ジュエリーは
だれも考えもしなかった
新しいコラボと
思い込んでいたのです。

昔からこんな形で、
芸術の域にまで
昇華されていたのに。

そして、数々のたんすを観て
もう一つ気づいたことが。

「色にこだわりを持てば良いんだ」

例えばシルバー系は
木のと相性は良いのですが
馴染みすぎて
金具の印象が薄い。

ブラックだと、
金具が目立ちすぎるので
桐自体を焼いたほうが
ベター。

それに対してゴールドは、
色の加減によって
(イエロー、ピンク、グリーンなど)
全く別物のように
馴染み加減が変わります。

そう、金属の色で
印象が
大分違ったのです。

私は、この日、
やっと木ジュエリーの
スタート地点に
立つことが出来たのです。

屋久杉ペンダント

*屋久島に行った際に、
最初に出逢った屋久杉ペンダント。
コラボさせていただいている
屋久島の渡邉重さんの作品です。
木目を最大限に生かした素晴らしさは
感動ものです。

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屋久杉ペンダントストーリー1はこちら

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